Alyxがサプライチェーン管理でIOTAと提携

2019年5月27日

高級ファッションブランドのAlyxは、IOTAが提供するオープンソースの分散化台帳技術を使用し、サプライチェーンで追跡を可能にします。この提携により、直近の7日間でIOTAの株価を52パーセントも押し上げることになりました。このプロジェクトには、原料を生産するAvery DennisonやサプライチェーンのEVRYTHNGも加わり、デザイナーのMatthew Williamsが作るファッションラベルのAlyxと共同でブロックチェーンソリューションを利用します。

ブロックチェーンを利用しファッション業界へ透明性をもたらし、消費者へブランドファッションが持続可能か、倫理的な調達をしているのかどうかを周知することが目的です。

食料品の起源から生産までの経路を分散化台帳で追跡

The Blockで公表されたこのニュースによると、IOTAは分散化台帳を導入し、グローバルに製造業を営むAvery Dennisonと共に、持続可能で、倫理的な調達ができるファッション業界にしようとしています。記事によると、顧客は商品のQRコードを読み込むだけで、購入した商品の制作時から販売時までの経路を追跡して見ることができるということです。最近見るブロックチェーンアプリケーションと同じように、IOTAの分散型台帳は生地の起源、生産日時、利用された素材などを記録し、消費者がその正当性を確認したり、持続可能な方法で作られているかどうかということを確認することができます。

Avery Dennisonのサステイナビリティ(持続可能性)・コンプライアンス部門のシニアディレクターであるDebbie Shakespeareは、高い透明性をもって商品の歴史を記録し追跡することにおいて、分散化台帳の利用可能性を次のように強調しています。「私達の革新的なソリューションは、ブロックチェーンという新しい層とJanela(ジャネラ)プラットフォームを統合し、妥協するところのない基本的なデータを消費者やブランドに明確に示すことができます。商品の製作過程について、提示される情報が100%正しく、疑う余地のない信用できるものだと、ブランド側も消費者も知ることができるようになります。ブランドの透明性や信頼性を高めることのできる分岐点になるといえます。

Alyx

AlyxはMatthew Williamsが創設したニューヨークをベースにしたファッションブランドです。ウェブサイトによると、“反体制文化をまとった高品質な素材”に基づいたコンセプトを採用しているとのことです。Williamsのイノベーションへの関心は、ブロックチェーンにおける最新の開発を最大限行うことで、信頼と自信に包まれた商品を提供することにあります。Williamはブロックチェーンや分散化台帳を採用する高級品ブランドメーカーの動きに言及し、「こういった流れは、これからの効率的なブランド保護の新しい方法となります。サプライチェーンの追跡機能で商品の情報を提供し、消費者と透明性をもって会話できることで、グローバルにブランドの正当性を保証することができるようになります。」と述べています。

どう利用されるのか

消費者がスマートフォンを使って生地のラベルをスキャンすると、アプリを利用することができます。生地が辿ってきた経路を見ることができ、AlyxやEvrythingが提供する“経路を見る”機能がオンラインで利用できます。IOTAの技術は、商品のサプライチェーン履歴を見ることができます。顧客の好みや異なる販売チャネルをまたいだ統計データなどの、リアルタイムなデータへのアクセスを提供します。

ブロックチェーンのイノベーションは、信頼と消費者の自信をもたらすために様々な業界で利用されてきています。IBMとIBM Food Trust(IBMフードトラスト)ブロックチェーンが、食料品とそのの内から販売店までの経路を追跡可能にしたことから始まり、世界自然保護基金(WWF)が食料品や商品を追跡可能にしたことまで、様々な企業がブロックチェーンを利用して商品の生産経路を記録し、消費者の信頼を得ようとしています。

Avery DennisonとAlyxは、2019年5月15-16日に開かれるコペンハーゲン・ファッション・サミットでブロックチェーンソリューションを備えたALYXコレクションから商品を展示する予定です。ソリューションがどう機能するのか、その利益がブランドや消費者にどのように提供されるのか見届けることができるでしょう。

 

出典:Cointelegraph, Alyx, IOTA, The Block, Cointrust, Token Post, Evrythng 

 

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