アマゾンが管理するブロックチェーンサービスが登場

2019年8月6日

アマゾンが”Amazon Managed Blockchain(アマゾン・マネッジド・ブロックチェーン)”を発表するなど、ブロックチェーン技術は主流の業界へ進出し続けてきています。このサービスはアマゾン自身が管理しているもので、Hyperledger Fabric(ハイパーレジャーファブリック)やイーサリアムブロックチェーンの一般的なオープンソースの仕組みを利用して、拡張性があるブロックチェーンネットワークを利用者が作成および管理することができるものです。

独自のネットワークを作りたい利用者と、それに伴う難しさの溝を埋めるために、今回アマゾンはブロックチェーン業界へ参入することになりました。従来のブロックチェーンネットワークを立ち上げるためには、アクセス制御のために膨大な量のハードウェア、カスタムソフトウェア、証明書を必要とするため、非常に難しいものとなっていました。ネットワークが稼働すると、すべてのブロックの取引を処理、確認するために、ノードを同時に稼働させなければならなかったり、取引量の増加や新規会員の参入などの変化に適応するために、ネットワークの継続的な監視が必要となってきます。

Amazon Managed Blockchainとは、アマゾンのサービスを利用することでどんな利用者も、独自のブロックチェーンネットワークを簡単に作成できるサービスです。この新しいサービスにより、利用者は物理的なハードウェアを購入する必要がなく、大量の取引や新規利用者が大量に流入しても、十分に拡張性を持てるため、様々な諸経費が不要となります。このサービスは現在、Hyperledger Fabricブロックチェーンだけで実施されていますが、イーサリアムブロックチェーンにもまもなく追加される予定です。

AWSのAmazon Managed BlockchainのゼネラルマネージャーであるRahul Pathakは次のように述べています。「顧客は、Hyperledger Fabricやイーサリアムなどのブロックチェーンを利用してネットワークを作成することで、不変的な取引記録を利用し、中央集権的権威の存在なく、迅速に事業を進めていきたいと思っています。しかし、そういった仕組みを導入し、設定し、管理することは難しいと感じています。Amazon Managed Blockchainは、ノードのプロビジョニング、ネットワークの設定、証明書やセキュリティの管理、およびネットワークの拡張性などを網羅しています。顧客は、稼働しているブロックチェーンネットワークをすぐに簡単に設定できるようになったため、ブロックチェーンネットワークを稼働させ続けることより、アプリケーションの開発に集中することができるようになります。」

アマゾンは、従来のブロックチェーンテクノロジーと比べた時の利点の1つとして、カスタム開発を必要とせずブロックチェーンネットワークデータを抽出できることだと考えています。Amazon Quantum Ledger Databaseを通じて分析結果も提供され、誰が取引しているか、どのくらいのレートで取引を行っているかなどの、主要な傾向に関わる高度な知見についても得ることができます。

Amazon Managed Blockchainは米国東部で既に利用可能であり、今後数か月の間にさらに地域を拡大する予定です。

出典: amazon.com, itprotoday.com, aboutamazon.com

 

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