Buterinがイーサリアムのビーコンチェーンコントラクトを発表

2019年6月20日

イーサリアム創設者のVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)は、proof of state(PoS)ベースのブロックチェーンである、ビーコンチェーンへの修正をイーサリアム2.0の中核として提案しました。

2019年に期待されている大きな出来事の1つとして、イーサリアム2.0の導入がありますが、核となるインフラ基盤が再設計されるということから、再度注目を浴びています。ブテリンの最新の提案は、ビーコンチェーンとよばれるものが、分散化アプリケーションのイーサリアムネットワークへの導入をより簡易なものにし、ソフトウェア開発会社にとって開発をやりやすくします。例えばPrysmatic Labsと呼ばれるものは、イーサリアムブロックチェーンを単純化するソフトウェアです。CoinDeskと話したところ、非営利団体のPrysmatic Labsの共同代表であるRaul Jordanは次のように話しました:「このアイディアというのは、ブロックチェーンがどのように機能するか、状態遷移がどのように機能するか、スマートコントラクトがどう機能するかということがまとまった小さな世界を、ビーコンチェーンでは、コード上に導入することができるようになるということです。これで、イーサリアム上のアプリの開発者が、新しいブロックチェーンプラットフォームの複雑さに対応する必要がないということです。Jordanはこう付け加えました:「ビットコイン、イーサリアムどちらでも、実行環境を作ることは可能です。基本的には、人々は取引を行うことができる、あなた自身にカスタムされた小さなブロックチェーンの世界を作ることができるということです。複数のビーコンチェーンコントラクトの導入やチェーンの”膨張”を制限するために、コントラクト自体のコストは少し高くなってしまうかもしれません。ですが、詳細は未だ明らかになっておりません。

彼のビーコンチェーンの提案において、ブテリンはこう述べています:「この提案の主旨は、比較的最小限のコンセンサス(合意形成)を行えるようにすることです。つまり階層化されたフレームワークが十分に能力を提供できるようになることで、その上の第二層が複雑なスマートコントラクトを処理できるようになるということです。」

2014年に、ブテリンはこのように述べています。「拡張性や、コンセンサス(合意形成)の問題をなんとしてでも解決します。」彼はまた、”イーサリアム2.0”の実現のために、未解決の大きな理論的問題があまりない”ということも今年に入って言及していました。

ビーコンチェーンコントラクトとは?

ビーコンチェーンは新しい、中央に位置するProof of Stake(PoS)ブロックチェーンで、数百ものイーサリアムブロックチェーンの統合をつかさどっているもので、イーサリアム2.0では、”シャード”として知られています。Jordanはビーコンチェーンの機能を次のように説明しています。「巨大なマシンを使って一度に一回しか取引ができないのではなく、世界中のいくつものマシンに分担して、平行して処理を進めることができます。」しかしブテリンによると、”ビーコンチェーンコントラクトと呼ばれる特別なスマートコントラクトを保管する”こともできるようです。

イーサリアムベンチャーキャピタルスタジオのコンセンサスの研究員であるWill Villanuevaが、標準的なスマートコントラクトとビーコンチェーンコントラクトの間の違いを次のように明らかにしています。「これらのコントラクトは、イーサリアム1.0でのアプリケーションで導入した標準的なスマートコントラクトと類似したものではありません。それらはシャードチェーンの中で公開されますが、それに対して、ビーコンチェーンコントラクトは全体としての実行可能環境や取引フレームワークそのものを表しています。Coindeskが言うには、”こういったビーコンチェーンコントラクトは、取引手数料や、ガスフィーなどを含む演算処理やスマートコントラクトに、ルールを規定しています。”

Will Villanuevaが”イーサリアム2.0のフェーズ2を旅する”とう記事で言っているように、ブテリンの提案は歓迎されています。「このやり方はパラダイムシフトであり、理解し消化するのに少し時間がかかるかもしれません。しかし、その強みは、高度な柔軟性を提供しているという事実にあると言えるでしょう。今後様々な研究が進むことを考慮し、将来的な変更がよりシンプルに導入できるようにするべきなのです。」

出典:Ethereum.org, Coindesk, Mycryptopedia, Consensys

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