Carrefourがブロックチェーンの追跡機能を利用し売上を拡大

2019年6月19日

Carrefourはブロックチェーンを利用した追跡機能で売り上げを拡大したと、ロイター通信が報じています。

ロイター通信によると、フランスの小売企業は、顧客の信頼を得る目的で、肉、乳製品、果物について生産者から販売店までの追跡を行い、今後は100以上もの商品に拡大するとのことです。これまでに、ブロックチェーンの情報は鶏肉、卵、牛乳、オレンジ、豚肉、チーズなどの20品目について利用可能になっています。

CarrefourのブロックチェーンプロジェクトマネジャーであるEmmanuel Delermは、ロイター通信に対してこう話しています。「この鶏肉の信頼性がCarrefourの信頼性につながるののであれば、Carrefourがりんごやチーズに拡大されてもそれを信用することができる、といったハロー効果を創り出しています。」「ミレニアル世代は購入意欲は旺盛ではありませんが、健康や地球によりよい商品を購入しています」とも述べています。この点において、商品の流通経路を辿り、商品の起源や適切な動物保護が保証できるブロックチェーンの力には、高い倫理感や地球環境に関心がある若い世代を特に惹きつけています。

ミレニアル世代はテーブルに盛られた商品についてより多く知りたいと思っている反面、生産者側は情報を共有しすぎることを躊躇しています。「ブロックチェーンでの追跡機能にはまだ課題が多くあります、特に果物や野菜がばら売りされていくつかの農園から調達された場合です。また、生産者側では、情報が共有されすぎることに抵抗する動きもあります。」とDelermはロイター通信にこう話しています。

どう機能するのか?

このブロックチェーンシステムはIBMのブロックチェーン上に作られ、いくつかの小売業者、栽培業者、グローバルサプライチェーンをトラッキングしている物流会社などと提携しています。顧客はスマートフォンで商品のQRコードをスキャンすることで、その起源、収穫時期、場所、収穫者、梱包日、欧州への経路、どう調理するかの詳細など、様々な情報を知ることができます。

ブロックチェーン技術を使って商品を辿り、カタログにして販売することは中国の消費者にとても人気があるとDelermは述べています。中国では、消費者はモバイルを使ってQRコードをスキャンすることにとても慣れ親しんでいます。また、イタリアやフランスの消費者は”ある人々は、90秒も出所情報を読むことに費やしている人々もいる”ようです。

将来的に、Carrefourは、洋服などより広く多様な商品へと拡大し、生産者の卸値などの詳細情報についても公表していきたいと考えています。ブロックチェーンの透明性、共有された情報は取り消すことができないということは、新しく創造的に食べ物に接し、消費する方法を変革させることにつながります。それは、商品の流通経路について仮想の地図を作り、人につなげ、好奇心を満たすだけでなく、生産や消費の過程で消費者として巻き込むことです。これは、売上だけでなく、倫理感についても、また、受け身ではない生産的な消費者を作りだすことに貢献します。

 出典:Reuters 

 

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