ドバイのEmaarグループが暗号トークンを導入

2019年3月21日

世界で最も大規模な不動産開発業者の1つであるEmaar (エマール)グループは、イーサリアムブロックチェーン上で、“Emaarコミュニティトークン”を発行する準備をしています。

ドバイ金融市場に上場している97億ドルの価値をもつEmaarグループは、58.3億ドルもの年間収益を誇り、世界で最も高いビル、ブルジュ・ハリファ(バージュ・カリファ)やドバイモールを建設したことで知られています。どちらの建物もドバイ市街地の一部に位置しています。Dubai Creek Harbour(ドバイクリークハーバー)にあるDubai Creek Tower(ドバイクリークタワー)や、Dubai Opera(ドバイオペラ)、Dubai Marina(ドバイマリーナ)、Emirates Hills(エミレーツヒルズ:別名、ドバイのビバリーヒルズ)やKing Abdullah Economic Cityなどの、その他の建物の建設も行っています。

Emaarはスイスを基盤とした暗号通貨のスタートアップであるLykke AGと提携し、ERC20規格でのトークンを開発する予定です。トークンは、Emaar内でのリファーラル(紹介)やロイヤリティプログラムに利用されます。

Emaarのプレスリリースによると、このコミュニティトークンは、既存の100億ドル近くのエコシステムへアクセスを提供することになる世界で初めてのリファーラルとロイヤリティトークンです。12カ月の内部での試験的利用の間に、ヨーロッパでのICOを考えています。トークンはグローバルなEmaarのエコシステム内で、”不動産、モール、ホスピタリティ、エンターテイメント、施設管理やオンラインショッピング”などに利用されます。

Emaar Properties(エマール・プロパティーズ)の会長であるMohamed Alabbarはこう述べています:「私達は顧客層を広げるべく継続した努力を重ねており、それは成長力を高め、Emaarでの経験をより豊かなものにしています。もっとも先進的で、革新的な物質的構造を作り上げているように、私達は新しい技術を積極的に受け入れており、物質・デジタルの双方において、グローバルに顧客や株主へ利益を還元することに利用しています。Emaarコミュニティトークンは私達のデジタルの旅路において、重要な一歩となります。」

Lykke AG

トークンはスイスに基盤を置くブロックチェーンテクノロジー企業であるLykke AGが開発を行います。LykkeのCEOで創設者のRichard Olsenはこう述べています:「全てのモバイル・インターネット利用者は、寄与する規模に関係なく、経済活動に参加できるべきという私達の核となる信念があります。それを支えるために、大衆市場の利便性を考えた先進的な技術インフラを開発しました。グローバルで数百万の利用者に価値や利便性をもたらすEmaarのミッションを支えるために、私達の経験や専門性がレバレッジできることを大変光栄に思います。」

Emaarコミュニティトークンの開発は、不動産の複合企業による重要な動きです。これは、リファーラル(紹介)とロイヤリティシステムに価値を生み出すだけではなく、グローバルブランドのさらなる拡大につながり、数十億のインターネットユーザーへ開放します。金融システムが暗号通貨を徐々に受け入れ始めることで、テクノロジーが隆盛を極める業界では、権力や影響力を行使しながら、流行の先陣を切りたいグローバルブランドも同じように受け入れていくようになるでしょう。

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