世界通貨基金と世界銀行がLearning Coinを公開

2019年5月8日

国際通貨基金(IMF)と世界銀行は、ブロックチェーン技術を調査・研究するために、プライベートブロックチェーンを導入し、”Learning Coin”(ラーニングコイン)という暗号通貨トークンを発行しました。

これはあまり驚くようなニュースではありません、というのも、どちらの機関もデジタル通貨への関心を表明していたからです。IMFの専務理事であるChristine Lagarde(クリスティーヌ・ラガルド)は、デジタル通貨の利用を促進し現金利用を縮小するために、中央銀行のデジタル通貨(CBDCs)の可能性を模索するように訴えかけました。2018年に彼女が言っていたのは、「デジタル通貨を発行する可能性を考えるべきだと思っています。デジタル経済へ資金を供給する役割が国家に求められているかもしれません。」

2017年、当時の世界銀行の総裁であったJim Yong Kimは、「ブロックチェーンは、皆が熱狂している何かだった」と述べています。

より多くの暗号通貨が作られ、様々な業界がブロックチェーンを検討するにつれて、IMFや世界銀行のようなグローバル機関が新しい技術の様々な側面で教育の機会を提供することに興味が出てくるのは、合理的なことです。例えば、IMFは国際通貨システムの安定を保証することを目的としており、世界銀行は金融商品を提供し、国家の課題に対して、革新的な知識を適用する手助けをしています。この点で、根本的なブロックチェーン技術やデジタル通貨の可能性や課題について分析、検証することは、関心の範囲内にあると言えます。

ラーニングコイン・プロジェスト

このニュースは、初め4月12日のファイナンシャルタイムズにて公開され、2つの多国籍機関による新たな技術とその利用という点で焦点が当たりました。コインは、2つの組織によって利用され、通貨価値は持たず、職員が分散化台帳やスマートコントラクト、マネーロンダリングに関する課題などを学び、慣れることを目的としています。

ファイナンシャルタイムズによると、IMFは次のように言及しています。:「暗号資産や分散化台帳技術はとても速い速度で進化しており、周辺の情報量(中立的、事実の双方)についても同様です。これは、立法機関や経済学者と実際の技術の間で広がる知識格差を、中央銀行や規制監督庁、金融機関へ認識させようとしています。このプロジェクトが始まった目的は、その乖離を埋め、IMFや世界銀行職員の中に技術についての堅固な知識基盤を作るということになります。

IMFや世界銀行はLeaning Coin アプリを公開し、ブログ、調査、ビデオやプレゼンテーションが投稿され”知識のハブ”となります。職員はある一定の習得基準に達するとLeaning Coinが得られるような仕組みです。記事で指摘されているように、職員はコインを何かの報酬と交換できるかもしれませんが、IMFも世界銀行も強調しているように、このコインは本源的な価値は持っていません。

このプロジェクトは、双方の職員が、暗号資産を現実生活のシナリオでどう利用できるのかの理解を深めるといった目的なので、基本的に暗号通貨、ブロックチェーン技術を研究することに前向きです。記事は次のように述べています。「このアプリは、詐欺や無知な批判なく、技術のいい面、悪い面、汚い面を明らかにしてくれる試作品です。」

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