暗号通貨を安全に:ホットウォレットとコールドウォレット

2019年3月12日

ホットウォレットはインターネットにつながっている暗号通貨ウォレットのことを指しています。一方、コールドウォレットやコールドストレージはインターネットにつながっていないためハッカーに対して脆弱性がなく、技術的・法的な問題による制限がないものです。暗号通貨を持つ時、あなたの資産を保護する重要性というのは、あなたがどんな種類のウォレットを持っているかで異なり、そして多くの暗号通貨保有者はそれぞれのウォレットを違った理由で使っています。では、なぜコールドかホットウォレットなのかを気にするべきなのでしょうか?

QuadrigaCXの事件の後、多くの暗号通貨保有者や投資家が得た教訓として、より堅固な保護と、そのような出来事の再発を防ぐ手段が必要であることがありました。

QuadrigaCXのコールドウォレットに何が起きたのでしょうか?

Quadrigaフィンテックソリューション会社を創業したGerald Cottonが逝去し、口座所有者は自身の資産にアクセスすることができなくなりました。彼らのデジタルウォレットから何百万もの暗号通貨を取得しようとしましたが、結局ウォレットは空だったことが判明しました。今わかっていることとしては、ウォレットは、彼の死の前から空であったことです。

暗号化された鍵は190百万カナダドル(143百万米ドル相当)相当の暗号通貨にアクセスできるはずでしたが、不運にもCotten自身によりオフラインの場所に保管されていました。彼の死によって、115,000人もの顧客の資産はなくなり、260百万カナダドルもの現金や暗号通貨は永久に紛失してしまったのです。挙句の果てに、Bloombergの記事によると、Quadrigaが使っていたコールドウォレットは4月からずっと空であったことも判明しました。

Cottenの妻は、夫はコインをコールドウォレットに移してハッカーや盗難から守っていたと説明していました。Cottenはウォレットのマスターキーを彼のラップトップコンピュータへ保管していましたが、そのデバイスを使うためのパスフレーズは誰も知りませんでした。

調査に当たった監査会社のErnst&Youngがレポートの中で指摘したのは、コールドストレージに保管していたビットコインはどこへ行ってしまったかわからないことや、Cottenが14ものユーザーアカウントを作っていたことを発見しました。そのアカウントの作成は、通常の手順ではない方法で行われていて、QuadrigaCXの取引所で取引に利用されていたかもしれないとのことでした。

E&Yの調査官達はさらに情報を集めており、Kraken はこの取引所の現金の行き先への手がかりとなる情報に100,000ドルもの賞金を提示しています。

ホット?コールド?

多くの暗号通貨投資家にとってコールドウォレットは安全なウォレットですが、ウェブから切り離され、コンピュータに簡単につなぐことができるため、所有者のみがその資金へのアクセスを持つことになります。

しかし、暗号通貨取引所となると、マルチシグネチャのウォレットシステムを採用しているところが多くあります。これは、その取引所で働く人であれば秘密鍵を使ってコールドウォレットにアクセスできるということです。QuadrigaCXの場合、ユーザーの大多数の資金がCotten一人の、シングルシグネチャウォレットの管理化に置かれていたということです。

明らかに、コールドウォレットとホットウォレットは双方ともに目的があります。Success Resourcesによると、ホットウォレットは少額を保管したり、取引を行うことに使われます。ただし多額の暗号通貨となると、普通預金のように、ユーザーはそれをオフラインのストレージやコールドウォレットに移します。しかし、QuadrigaCXの謎は使われていたウォレットの種類だけではありません。さらに出てきた重要な問題というのは、単純に、暗号通貨界により堅固な規制が必要ということです。

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