ルイヴィトンの親会社LVMHがブロックチェーンを導入

2019年4月4日

CoinDeskによると、フランスの多国籍高級品複合企業のLVMH (Moët Hennessy Louis Vuitton)は、商品の正当性を証明するために、追跡を可能にするブロックチェーンを開発するようです。

少し驚く方もいらっしゃるかもしれませんが、ブロックチェーンの潜在的な可能性は留まるところを知らず、この例が表しているように、毎日新しいプロジェクトが始まっています。同様に、1887年にWilliam Grantによって創設された、独立系の、家族経営のスコッチウイスキー会社であるWilliam Grant & Sonsという会社は、彼らのブランド商品の出所を保証するために、ウイスキーをブロックチェーンに組み込むことを発表しています。このように、商品の正当性や出所を証明するためのブロックチェーンアプリケーションの例は増えてきています。

LVMHは、ConsenSys と Microsoft Azureと共同で、JPモルガンのQuorum(クオルム)というブロックチェーンプラットフォームをベースに開発を行います。暗号通貨を起源としたプラットフォームとAURAというコードは、Louis Vuitton (ルイヴィトン)やParfums Christian Dior(パルファンクリスチャンディオール)とともに5月または6月に公開予定です。AURAはQuorumという、データプライバシーに特化したイーサリアムのブロックチェーン上に構築されています。

ConsenSys と協業しているグループに近いCoinDeskの情報源や、マイクロソフトがCoinDeskに話したことによると、

「AURAで始めることで、高級ブランド品の正当性の証明や、原材料から販売、さらに中古品の市場まで、商品の出所を辿ることが可能になります。このプラットフォームの次のステップとしては、知的財産権の保護、限定オファーや各ブランドの顧客へ向けたイベントや、広告詐欺防止といった点での可能性を模索したいと思っています。」

ホワイトラベル

LVMHは競合企業にもホワイトラベル商品としてこのサービスを提供する予定です。いくつかの問題を避けるために、LVMHは全ての知的財産(IP)を別の主体へ移し、その主体が参加するブランドによって所有されるようなスキームを目指します。CoinDeskの情報源が説明するところによると、「例えばグッチは、プラットフォームへ参加することを決め、かつ株主にもなります。これにより、グッチが持つ知的財産についての権利は、ルイヴィトンが持つ権利と同等のものになります。このプロジェクトとIBMのMaerskプロジェクトはこの点が異なっていて、Komgoという貿易金融コンソーシアムに相当するようなものにしたいと思っています。」

LVMHは家族経営の会社で、6つのセクターに集約される70の著名なメゾンから構成されています。6つのセクターはワイン&スピリッツ、ファッション&レザーグッズ、パフューム&コスメティクス、ウォッチ&ジュエリー、セレクティブリテーリング、その他活動からなります。LVMHは、2018年には468億ユーロの売上高を誇る世界の高級ブランド品のリーディングカンパニーとして、品のためにブロックチェーンを利用するという決断をしたことは、とても重要な決断で、グループの基本的価値観を明確に表しているといえます。それは、イノベーション、創造性、最高の品質、起業家精神です。グループの戦略的優先事項は持続的な成長であり、ブロックチェーンを導入するというものは、軽い判断ではなく、ブランドの革新的な精神を固めるものです。

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