海上輸送を分散型の未来へ

2019年7月31日

Samsung SDS(サムソンSDS)、オランダの銀行ABN AMRO、そしてロッテルダム港の3社が共同で、韓国からオランダへの輸送をProof-of-concept(PoC)で行ったことで、海上輸送は分散型の未来に向けて大きな飛躍を遂げることになりました。今月初めのMaritime Executiveのレポートによると、3社は相互運用可能なブロックチェーンプラットフォームを利用し、コンテナの追跡を行ったということです。

ロッテルダム港のCFOを務めているPaul Smithsが説明しているのは、この最終目的は、オープンで、独立した世界規模の貨物輸送プラットフォームを作るということです。そして、「現在、決済や手続き、そしてコンテナの物理的輸送は、完全に別々の道筋を介して行われています。」とも、彼は述べています。「このように、多くの関係者が関与し、全てが紙の文書を介して行われていることで、非効率なプロセスが生まれています。例えば、中国からロッテルダムへコンテナを輸送する場合、平均で28もの関係者が関与することになります。」

コンテナーの追跡は、ロッテルダム港湾局とABN AMRO銀行が共同で開発したSamsung SDSのブロックチェーンプラットフォームである”DELIVER(デリバー)”を使用して行われました。これにより、海上、トラック、内陸を経由した多様な貨物輸送の初めから終わりまでのプロセスを可視化することができました。DELIVERでは、異なるプラットフォームを接続し、公証文書の作成、二重支払防止や、資産の移転などいくつかの機能が利用可能です。

サムソンのマネジャーであるHan Seung-Yeopは、次のように述べています。「韓国税関サービスの通関手続きブロックチェーンシステムは、Hyperledger Fabric(ハイパーレジャーファブリック)と呼ばれるブロックチェーン基盤を使用し、オランダのロッテルダム港はイーサリアムを使用しているため、異なるプラットフォームを接続することができるDeliverを採用しました。」

DELIVERプラットフォームのテストが成功したことで、3つの企業は前進することになり、DELIVERプロジェクトの次のフェーズに向けた提携の拡張契約にも署名することとなりました。様々な業界の異なるトレードレーンからの、いくつかの荷送人と、試験的なプロジェクトを実施することがこのプラットフォームの次のヴィジョンになってくるでしょう。

出典: maritime-executive.com, tokenpost.com, cointelegraph.com

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