モスクワ官庁がブロックチェーンを電子投票システムへ

2019年5月17日

モスクワ官庁は、今夏の学生評議会の選挙で、ブロックチェーンを電子投票システムで試験的に利用します。ロシアニュース代理店のTASSが報告するところによると、9月8日に行われる市長選の前に、システムの検証目的で利用するとのことです。

このプロジェクトは、18のシンガポールの教育機関が、ブロックチェーンベースの証明書を学生へ発行(2019年より)するという、OpenCertsというシンガポールのプロジェクトについてCointelegraphが記事を出した後に発足したものです。

モスクワの情報技術部門

このプロジェクトは、モスクワの情報技術部門(DIT)とモスクワ市選挙委員会(Mosgorizbirkom)が支援しています。モスクワ情報技術部門の副部門長であるArtem Kostyrkoはこう述べています。

「今夏、6月末に参加者が決定するまでには試験的に投票を行う予定です。学生団体と会話を重ねる中で、かなり昔にブロックチェーンで実施した選挙があったということを知りました。そのプログラムに変更を加える予定です。」

Kostyrkoは、技術的な仕様については、モスクワ市選挙委員会が5月半ばまでに承認する必要があることも指摘しています。委員会によって承認されたのち、公に公開されることになります。

ロシアのブロックチェーンアプリケーション

3月には、ロシアの与党である統一党がブロックチェーンベースの電子投票システムを導入しました。TASSによる記事によると、このシステムは投票プロセスを効率化することができます。党のIT部門長であるVyacheslav Sateevは、次のように述べています。

「期日前投票用のウェブサイトを更新し、候補者への電子投票ができる機能を導入しました。オンラインでの投票は公共サービスポータルを通じて承認された市民だけにアクセスが許されます。」

ブロックチェーンはロシアでどんどん普及しており、特に信頼性と透明性が不可欠な投票用のアプリケーションでは、猶更です。Sateevが指摘するのは、「このプロジェクトの主要な目的は、選挙の手順における仲介機能を排除し、選挙に透明性をもたらすことです。」この新しい仕組みが投票システムにおいて全ての情報を収集、提供することで、投票結果を投票所、また投票者自身へさえも即座に通知することができるようになるでしょう。」

ロシアでは、暗号通貨やブロックチェーンプロジェクトは規制されていないため、ロシアのプーチン大統領は2019年7月1日までに政府へ法律を整備するように命じています。

出典:TASS, Cointelegraph 

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