ネスレが新しいブロックチェーンプロジェクトを公表

2019年7月30日

食品・飲料大手のネスレは、OpenSCとの新しい提携関係を発表し、サプライチェーンの透明性において、新境地を開拓しようとしています。同社は、消費者が食べ物をその生産場所まで遡って追跡できるようにする、革新的なブロックチェーンプラットフォームを導入します。ネスレはオープンなブロックチェーン技術をこのように試験的に導入することを発表した、初めての大手食品飲料会社となります。

初期のプログラムでは、ニュージーランドの農場や生産者から、中東の倉庫に輸送される牛乳を追跡することができるようになります。その次に、彼らはアメリカで生産されたパーム油のサプライチェーンで当技術を試験的に実施することを考えており、ここで、この技術の将来的な拡張の可能性が具体的に示されることになります。

ネスレの”責任ある調達”のグローバル部門長であるベンジャミンウェアは、次のように述べています。「このオープンなブロックチェーン技術により、世界中の誰もが、我々の責任ある調達に関する事実や数値を評価できるようになります。今年2月にネスレが発表した、我々のサプライチェーンを完全に開示する取り組みへの重要なステップであり、責任あるグローバル生産や透明性の水準を引き上げることにつながると考えています。」

ブロックチェーンを利用してサプライチェーンを追跡するという試みは、ネスレが食品媒介疾患の撲滅のためにIBMのFood Trust(フード・トラスト)の創設メンバーになった2017年に始まりました。

顧客へ”サプライチェーンの完全な透明性”を提供するというネスレの試みに、ブロックチェーン技術が加わることになります。同社は、サプライヤーのリストと15の主要な製品のデータを公開することを2月に発表しています。サプライチェーンの完全な透明性という目標を達成できるように支援することは、大手の食品飲料会社としては先駆者的な試みとなります。

ネスレの業務部でエグゼクティブ・バイス・プレジデントを務めるMagdi Batatoは、次のように述べています。「消費者は自分の食べ物に何が含まれているのか、どこから来たのかを知りたいと思っています。そのために、サプライチェーンの透明性は不可欠であり、この分野を引き続きけん引していきたいと思います。当社のパーム油、パルプ、紙のサプライチェーンを昨年公開したことに続き、今回は大豆、ヘーゼルナッツ、バニラのサプライチェーン情報を公開できるようになりました。」

出典:Nestle.com, coindesk.com

 

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