2019年とその先を見据え、刷新された PumaPay のヴィジョンとロードマップ

概要:

PumaPay (プーマペイ)の CEO Yoav Dror は、事業者と利用者の要求にこたえる次世代の決済ソリューションとして、プーマペイの新しいヴィジョンを語りました。彼は現段階におけるプロジェクトの開発状況とともに、今年からチームが開発に着手している革新的なステップを詳細なロードマップとともに伝えています。我々は 2019 年、革新的な決済システムの開発完了を目論んでおり、暗号通貨のループを閉じることで暗号通貨のもつ価格変動リスクに対抗し、世界中の事業者にとって暗号通貨決済が実用的かつ安全な選択肢とすることを目指しています。

プーマペイは昨年から長い道のりを辿ってきており、初期の構想が成長し深まってきました。CEO として、最新のヴィジョンをお伝えできることを嬉しく思います。本記事の内容は、企画、開発、実証実験、そして過去数か月の間に蓄積されたフィードバックの徹底的な分析によるものです。ここでは、我々のブロックチェーンベース決済ソリューションにおける最新ヴィジョンの概要を説明します。記事の第二部では、このヴィジョンに沿った形でプーマペイ・インフラストラクチャーに加えられた改良点や追加点について詳しく説明します。最後になりますが、現時点で想定されるマイルストーン及び成果物をお伝えします。

現代決済システムの究極系

我々の求めるシステムを計画し構築するためには、理想の世界を思い描く夢想家となり、既存のソリューションを現在のニーズに合わせて無理に当てはめるのではなく、最新の技術に基づいてゼロから思いを巡らせる必要があります。

我々プーマペイは、ブロックチェーン技術と暗号通貨の将来的な可能性を信じています。理想的な決済システムは、分散型(非中央集権型)で、安心安全で、利用者自身が必要な管理権・利便性をもつような姿であるべきです。突き詰めていくと、決済システムに対する我々のヴィジョンは、事業者を含む全ての利用者がブロックチェーンの便益を受けられる、究極的にシンプルで使いやすい、端から端までをカバーする包括的なシステムです。

それが意味するものとは何でしょうか?

個人に対して:

プロダクトの開発者として、個人向けの理想的な決済ソリューションの構築のためには複数の側面に着目する必要があります。  まず、利用者の視点にたてば、そのようなソリューションは至極シンプルで、直感的に利用ると同時に豊富な機能をもち、効果的で洗練された性能を持っていることが望ましいといえます。また、利用者自身に資産の完全な管理権があり、最大限の安全性を保障すべきです。

ユーザーアプリは、暗号通貨を手に入れる、交換する、また利用するといった三つの一般的な機能を備えているべきです。そして、利用者に対して一部の特定の資産に利用を限定することなく、あらゆる既存の、そして将来的にうまれる暗号通貨に対応していることが必要です。

企業/事業者に対して:

決済ソリューションの事業者による幅広い採用のためには、暗号通貨の価格変動性及び流動性の欠如といったリスクが最小に限定されるか、完全に排除されることが望ましいといえます。本来、事業者が望むならば、売上金が法定通貨で銀行口座に直接振り込まれるようにでき、取引所や仲介者とのやり取りの必要がなく、価格変動の心配も不要であるべきです。

加えて、そのような決済システムは、一般的な電子商取引システムとの統合を可能にする柔軟な API 及びプラグインを含んでいるべきです。そして何よりも、オフラインの事業にも利用できるPOSソフトウェア/拡張機能に対応しているべきです。

現代ビジネスにおける暗号通貨支払い請求のニーズを満たす堅固なソリューションは、あらゆる既存の、そして将来的にうまれるビジネス・ロジックに適合する無制限の柔軟性を持った様々な請求モデル(料金プラン)をつくりだせるものであるべきです。動作を監視し、管理するためのツールを含んでいることもまた必要です。システム統合はシンプルで、迅速でなければなりません。  簡単なシステム統合と設定に加え、事業者に単一の暗号通貨の利用を強いるものであってはなりません。あらゆる暗号通貨での支払いを受け付けられることが望ましいと言えます。

コンプライアンス(法令順守):

決済に関する当局の規制状況を踏まえて、決済システムは全ての利用者に対し最新のコンプライアンス及びリスクチェックを満たしていなければなりません。この点において、我々は全ての利用者が KYC プロセスを通じて認証される機能をもったシステムを思い描いています。さらにいえば、そのようなシステムは、不適切な出所の資金によりウォレットが汚染されることのないよう、トークンの流れを追跡できる機能を持っているべきです。

PumaPay (プーマペイ):現段階における開発状況

これらの点を頭に入れて、我々がこれまでに達成したこと、そしてこれから向かっていく方向について、より詳しく見てみましょう。

先進的な支払い請求モデル

プーマペイはすでに、これまでクレジットカードでしか利用できなかった柔軟な決済を可能とする、いくつかの高度な支払い請求モデルに対応しています。

  • 一括のプル型決済 – プル型決済プロトコルを利用したシンプルな暗号通貨の一括支払い。日常の決済に最適です。プル型決済は通常の「プッシュ型」決済とは異なり、クレジットカードのように事業者が支払い者から資金を引き落とします。
  • シンプルな定期購読 – オンラインメディアやソフトウェア、その他のあらゆる月額/年額制のサービスへの定期購読のように、決められた料金と期間に沿った定期継続支払い。
  • 無料試用期間つき定期購読 – 無料の試用期間と、その後の定期継続支払いを設定できるモデル。ほぼ全てのSAASや他のオンラインサービス提供者に最適です。
  • 有料試用期間つき定期購読 – 試用期間の利用料と、その後の定期継続支払いを設定できるモデル。出会い系サイトやアダルトサイトで広く一般的な決済スキームです。

さらにもう 2 つ、我々が検討中の先進的な支払い請求モデルを少しだけご紹介します。

  1. トップアップ – アカウント残高が予め設定された値を下回ると、自動的に発生する支払い。プリペイド携帯アカウントや、ゲーム用クレジット、トレーディングアカウント、その他に最適です。
  2. 公共料金支払い – 電気、ガス、水道料金のように毎月の料金が変動する、定期的な支払いに対応する便利なモデル。

これらの支払い請求モデルの開発はやや難易度が高く、我々のエンジニアチームは実現に向けたより良い道を探して努力を続けています。

プーマペイ暗号通貨ウォレットアプリ:

我々は Android / iOS 向けのモバイルウォレットアプリをすでに公開しています。アプリは現在、 BTC 、 ETH 、 PMA 、 その他の ERC20 トークンに対応しています。今後数か月のうちに、人気のある他の暗号通貨( ADA 、 XRP 、 LTC 、 BCH 、など)にも対応する予定です。将来的には、さらに多くの通貨やトークンに対応の幅を広げていくことを計画しています。

言うまでもなく、プーマペイ暗号通貨ウォレットは我々の先進的な支払い請求モデルに対応しています。現在、ウォレットは暗号通貨ベースの定期購読プランに対応し、ユーザーはウォレット内で申し込んだ定期購読を管理することができます。ここでは、関連するトランザクション履歴の閲覧はもちろん、いつでも定期購読のキャンセルを直接行うことができます。銀行や事業者にいちいち連絡をとる必要はありません。

Changelly との統合のおかげで、プーマペイ暗号通貨ウォレットのユーザーは第三者による暗号通貨交換の機能をシームレスに利用できます。

2019 年の第 1 四半期には、クレジットカードを用いてウォレット内で暗号通貨を購入できる機能を追加することを目論んでいます。

また、チームはウォレットをネイティブアプリに置き換える作業も進めており、これにより動作性能や顧客体験への大幅な改善が期待されます。2019 年の第 2 四半期には完了できることを期待しています。

追加で開発中の先進的な支払い請求モデルは、実装され次第ウォレットでも利用可能となる見込みです。

我々のウォレットアプリは最高の安全基準に基づいて開発されており、脆弱性評価にも合格しています。可能な限り安全な状態にするため、今後も試験を続けていきます。

これら全ての機能は、プーマペイ暗号通貨ウォレットに対する我々のヴィジョンに我々を近づけています。年内には、あらゆる暗号通貨で我々の先進的な支払い請求モデルを利用できる機能を追加することを計画しています。これにより、ユーザーは将来の支払いのために PMA トークンを購入し保有し続ける義務から開放されます。ユーザーは、どのように暗号資産を活用するかについて、ロジックを組み込むことができるようになります。例えば、ウォレット内に BTC 、 ETH 、 LTC を保有していたとして、定期購読料金の支払いはまず LTC を利用し、残高が不足した場合に限り BTC を利用する、といった具合です。

とは言え、プーマペイプロトコルにおける価値移転の手段は PMA トークンのみです。ユーザーが他の暗号通貨を利用したとしても、プーマペイ暗号通貨ウォレットは支払いの実行時、それらを自動的に PMA トークンに変換して利用するようになります。

最後に、我々は利用者が法定通貨ベースの資産をウォレット内で管理できるようにすることも目論んでいます。このアップグレードを実施することが決定すれば、ユーザーにとって日常生活における決済はプーマペイ暗号通貨ウォレットひとつで事足りる、という状況ができあがる可能性があります。開発は規制機関の制約を受けるため、我々はこの機能を実現するために最適な道を探っています。

我々は、 2018 年後半に公開されたウォレット API の改良も続けています。このツールにより第三者製のウォレットがプーマペイのプル型決済機能を統合することが可能となり、数百万人のユーザーが使い慣れたウォレット環境ででプーマペイの先進的な支払い請求モデルを利用できるようになります。

ビジネス・コンソール

ホワイトペーパーの中で、パラーメーター化されたプル型コントラクトの作成及び展開を可能にする「プル型コントラクト・ウィザード(操作ガイド)」について説明しました。ここに至るまでに、我々のプロトコルの実用化に必要な、事業者のための一揃いの手段のうち、そのような操作ガイドはごく一部に過ぎないことに気が付きました。したがって、それを拡張及び強化し、ビジネス・コンソールという形にまとめ上げることを決めました。ビジネス・コンソールは事業者によるプル型コントラクトの生成だけでなく、彼らの決済、ガス代及び定期購読の管理をも可能にします。

ビジネス・コンソールは、宣伝のためのツールであるプーマペイ・プライドと統合され、事業者はキャンペーン・販売促進を顧客のウォレット内で直接行うことができ、そのうえ世界中のより多くの暗号通貨ホルダーに顧客基盤をひろげることが可能となります。

この中央管理されたビジネス・コンソールという新しいアプローチにより、事業者は自身でサーバーを設ける必要がなくなるため、我々はそうした技術力をもたない企業や商業者にまで訴求することができるようになります。システム統合のプロセスが実質的に排除され、登録プロセスが合理化されることで、事業者によるプーマペイソリューションの採用はいっそう容易になります。最初、ビジネス・コンソールは管理サービスとして、我々の手により運用され、トランザクションがブロックチェーンに渡されます。。将来的には、処理レイヤーを用いてこの過程を分散化しようと計画しています。

処理レイヤー

次の段階では、トランザクションがプーマペイ処理ノードのネットワーク上で処理される、より分散化されたソリューションへの移行を目論んでいます。処理ノードでは、トランザクションの処理権を勝ち取るための競争が行われます。ここでは、トランザクションを処理者に割り当てるためのプルーフ・オブ・ステーク( PoS )アルゴリズムを導入する予定です。「ステーク」とはノードが保有する PMA トークンの量に相関します。これらのノードは事業者による特定の種類のトランザクションについて支払われる報酬で動機づけされます。  処理レイヤーの分散化は、潜在的な単一障害点( SPOF )問題への取り組みにもなります。

決済レイヤー

暗号通貨による支払い請求システムが事業者に幅広く採用されるためには、基本的な価格変動性及び流動性の問題に取り組まなければなりません。これらは両方とも、事業者が暗号通貨を決済の手段として受け入れるうえで最大の障害といえるのではないでしょうか。

価格変動性及び流動性の問題は、売上金が法定通貨で事業者の銀行口座に直接振り込まれるようにすることで、うまく解決できるはずです。プーマペイは法定通貨による決済レイヤーを開発中の第三者企業と密に協力しています。開発が完了すれば、事業者が顧客からの暗号通貨支払いを受け付けながら、売上金を法定通貨で銀行口座に受け取ることを可能にする、第三者による拡張サービスとしてプーマペイ・プロトコルに統合される予定です。事業者が暗号通貨の価格変動制に晒されることなく、流動性を 100 %享受できる道を想定しています。

このような決済レイヤーと、我々のウォレット上であらゆる暗号通貨での先進的な支払い請求モデルが利用できる機能があわさり、事業者は実質的にあらゆる暗号通貨での支払いを受け付け、売上金は法定通貨で入金され、暗号通貨によるいくつかのリスクを排除できる未来が待っています。これにより、ユーザーと事業者の扱いたい通貨の傾向が異なっても、プーマペイにより彼らの間でトランザクションが実現することを意味します。  このソリューションの実現により我々は暗号通貨のループを閉じることができ、事業者がプロダクト/サービスの料金に暗号通貨支払を受け入れることを実行可能かつ持続可能にします。

次のステップと近く発表される成果物

以下のロードマップは我々の取り組みの最良近似を表し、将来的に変更または更新される可能性があります。

※各プロジェクトの複雑性により、推定された成果物は変更される可能性があり、ここに含まれる情報及び予定・計画は適宜調整される場合があります。

第 1 四半期のうちに、ビジネス・コンソール MVP (必要最小限の機能をもったバージョン)の公開を計画しています。以前、事業者ポータルまたはウィザード(操作ガイド)として言及されていた機能はビジネス・コンソールとして、事業者がプル型決済モデルの設定のためプーマペイに登録し、顧客がスキャンして支払いを行うための QR コードを生成することを可能にします。

ビジネス・コンソール MVP の公開により、事業オーナー/経営陣はプーマペイのソリューションがどのように機能し、いかに簡単に支払い請求モデルを設定できるか、を実際に稼働する例をみながら理解できます。

我々は現在、ウォレットアプリの機能改良及び顧客体験の向上に取り組んでいます。  第 1 四半期のうちに、新しく数種類の暗号通貨( BCH 、 BSV 、他)への対応、またクレジットカードを用いたウォレット内での暗号通貨購入機能の実装を目論んでいます。  同様に、顧客体験を改良し将来も使い続けられるよう、ネイティブウォレットアプリの開発も進めています。加えて、第 1 四半期に Chrome 拡張機能のウォレット初版の開発に着手し、 3 月末までに公開できることを目指しています。

第 1 四半期にはさらに、プル型決済を導入している商業者の包括的なリストであり、待ち望まれているプーマペイ・プライド MVP の立ち上げを計画しています。その後、プーマペイ・プライドはモバイルウォレットアプリに統合され、事業者はウォレット内でユーザーに直接スペシャルオファーを露出することが可能となります。我々は、第 2 四半期のうちにこの統合を完了することを目指しています。、

2019 年の春、我々はもっぱら次世代の決済システムと拡張された API の開発に注力する予定です。これには我々のフレームワーク、プロトコル、プロダクトの構成の強化が含まれます。そして 2019 年の第 3 四半期及び第 4 四半期には、既存の早期導入事業者への大規模なプロトコル導入、システム統合が控えています。3 月にプロトコルをシステム統合する 3 ~ 5 社の新しい企業とテストを開始し、 2019 年下半期には続けて複数の企業への統合を進めていく計画です。

第 4 四半期に処理ノードの導入を目論んでおり、年内には事業者及び顧客の全てのニーズを満たす分散型暗号通貨決済システムへと移行していきます。

プーマペイを支援していただいている世界中の暗号通貨コミュニティの皆さまに、チームを代表して感謝を申し上げます。皆さまからのフィードバック、新しいプロダクトへのご意見、改善が必要な点へのアイデア、たいへん有難く存じます。我々チームは、究極の決済システムを開発し皆さまにお届けすべく、日々尽力しています。

テレグラム、ソーシャルメディアにおいて最新情報やアナウンスを随時発信していますので、お見逃しの無いようご注目ください。

 

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