シャーディング

2019年7月22日

暗号通貨の世界は、初めて登場した時からこの11年間で劇的に変化してきました。ビットコインが唯一の暗号通貨であるという始まりから、今では2,000を超える暗号通貨の数へと成長し、現在では時価総額で3000億ドルを超えるまでに上昇しています。

暗号通貨が金融の世界を破壊し始めたものの、暗号通貨を構築するブロックチェーン技術は、スケーラビリティ(拡張性)の問題を予期していなかったという課題に直面しています。毎秒処理できる取引数に制限があるため、この技術は現在その進歩が妨げられています。ただし、”シャーディング”と呼ばれるものはその解決策になりえるかもしれません。

シャーディングとは?

本質的に、シャーディングとは、仕事を高速かつ効率的に処理できるように、小さなグループに分割していくプロセスを指しています。

シャーディングという用語は、ブロックチェーンネットワーク上のノードを、”シャード”と呼ばれる小さなグループに分割させ、各グループに専用の役割を付与するプロセスを意味しています。

現在は、ネットワーク全体で行われているためにボトルネックを作り出していますが、ノードをより小さなグループに編成することで、特定の取引ブロックを検証するために指定されたノードのグループのみを必要とするため、検証プロセスを合理化することができます。

シャーディングがブロックチェーンの現在の課題をどう解決できるか

現在、イーサリアムブロックチェーンは毎秒約10〜20のトランザクション(TPS)を処理できますが、標準のクレジットカードのTPSはそれよりもはるかに高いのが現状です。

問題は、ネットワーク上にノードを追加する数に関係なく、すべての取引がネットワーク全体で検証されているために、TPSが向上しないということです。

ブロックチェーンのシャーディングによって、同時に実行される50個の小さいシャードにネットワークを分割できます。これにより、TPSの合計は50倍にもなります。理論的には、現在のクレジットカードを利用した決済システムを追い越し、ブロックチェーンは現在よりも多くの取引を指数関数的に処理することができることを意味しています。

シャーディングの未来

シャーディングはブロックチェーン技術の比較的新しい概念ですが、シャーディングの実装によって暗号通貨の可能性がさらに広がり、ブロックチェーン技術が新たな高みに向かっていくことは間違いありません。

Shard Coin(シャードコイン)のコインや、最近ではZilliqasのブロックチェーン技術プラットフォームなど、ブロックチェーンにシャーディングを組み込んでいるプロジェクトがいくつか存在します。

ソーシャルメディア大手のフェイスブックは最近、ブロックチェーンのシャーディングの要素を組み込んだ新しい暗号通貨 Libraの発表で、ブロックチェーン技術に改めて脚光を浴びせることになりました。Facebookはまた、ブロックチェーンのシャーディングのハイテク企業である、Chainspace(チェインスペース)を買収し、この分野を先導する動きを見せています。

出典:coinmarketcap.com, etherscan.io, forkast.news, coindesk.com

0.00 avg. rating (0% score) - 0 votes

    No Comment.