暗号通貨界の悪夢:QuadrigaCXの暗号通貨に何が起きたのか?

2019年2月8日

QuadrigaCXを取り巻く謎はまだ解決していません。どの暗号通貨保有者にとってもこの出来事は悪夢でした。朝起きて、あなたの暗号通貨にアクセスできないことが判明したら、あなたはどうしますか?もし、パスワードを忘れたり無くしたりでもしたら?これがまさに、カナダの暗号通貨取引所であるQuadrigaCXのCEOであるGerald Cottonが死去したのちに起きた出来事でした。

悲しいけれども(おそらく)事実である

暗号通貨取引所KrakenのCEOであるJesse Powell が言うには、「@QuadrigaCoinEx に紐づいているとされる数千のウォレットアドレスがありますが、不可思議な、率直に言って信じられない話について私達は調査を行っています。」 これは恐ろしい悪夢であり、もちろん、ネット界の住人の話題の情報源でもあります。そしてこの信じられない出来事が、様々な陰謀説を引き起こしました。

Redditや他のチャットフォーラムで推論されている説は、Quadrigaのコールドウォレットでの最近の取引で、資産は失われていないということです。しかしながら、取引所が報じたのは、その資産を引き出そうとする行為が失敗に終わったということです。報告書でQuadrigaCXが述べたのは、コールドウォレットに保管していた大量の暗号通貨の準備金を移動し、保全しようとしました。それは、顧客が預けている暗号通貨残高を満たすためには必要でしたが、残念ながら、それらの努力は実りませんでした。

顧客のデジタル資産へのアクセスを持っていたCottenただ一人だけでした。彼は暗号化されたラップトップの中にパスワードを保管していました。オフラインのコールドウォレットに保管されていた顧客の個人鍵は、彼らのビットコイン、ライトコイン、その他多くの暗号通貨を安全にしておくためのものであるはずでした。安全すぎて誰もアクセスできなくなってしまうことを、誰が想像していたことでしょう。

しかし、そもそも始める前の資金はあったのでしょうか?さらに言うと、カナダで一番大きな、バンクーバーに拠点を持つ取引所は、50百万ドルの現金の負債があり、92,000人もの顧客資産を、中でもある個人は50百万ドルもの資産を預けていました。

小説より奇なり?

2月6日にthe Wall Street Journal (WSJ)に記載された評論家によると、145 百万ドルものデジタル資産はQuadrigaCXのコールドウォレットには そもそも存在せず、全て失われていたということです。数々の解説者や様々なメディアによって引用された情報源が指摘するのは、資産はそこに存在せず、取引所は当地域監督庁のBritish Columbia Securities Commission(BCSC)に規制されてもいなかったとのことでした。BCSCは2017年よりQuadrigaを認知していましたが、取引所は規制されていませんでした。BCSCの広報担当者であるBrian Kladkoがロイター通信に述べたことは、Quadrigaが証券やデリバティブを取引したり、取引所として業務をしていたことを示すものは何もなかったということでした。

何が起きたのでしょうか?

Gerald Cottonは昨年12月に30歳でインドで亡くなっているのが見つかったと伝えられています。彼はクローン病を患っており、ほぼ間違いなく病気による合併症で亡くなったようです。彼の死は、死去を装って顧客の資産を盗もうとしたのではとの議論を引き起こすきっかけにもなりました。2018年11月27日に最後の意志を表明したということ、また Zerononsenseによって発表された証拠も、話全てがとても疑わしいとされています。暗号通貨分析家のJames Edwardsは、取引所は主張しているウォレットを管理していたことを示す証拠は何もなかったことを発見しています。実は、Edwardsは大きな残高があったとされるウォレットが、存在するという証拠は今でもないと語っています。Cointelegraphも、「一番大きなウォレットは取引目的で使われているホットウォレットであることは明らかである」と述べています。

2014年にMtGoxビットコイン取引所の悪名高い強盗の件を解決した、東京在住のソフトウェア技術者のKim Nilssonは、「暗号通貨界の影の側に関わっている人々を考えると、何の想定もしないし、どの説も時期尚早に否定することはしていません。」

そのようなことが二度と起こらないようにするには、どうすればよいのでしょうか?

デジタル資産受託サービスを提供する会社のBitGoのCEOであるMike Belsheが言うには、パスワードを失わないようにするために、取引所や投資家は第三者の受託者や複数の管理者を使うべきだと主張します。「管理者を持つことは、単一の障害点を排除するためにあります。資産の取引者と保管者の間に独立した抑制と均衡がないと、人の死のような種類の障害点は常にありえます。」とBelsheは述べています。

また、問題は重役の死去後の事業継続計画の欠如が原因であり、どの規模の取引所も、このような状況に準備をし、キーマン(カギとなる人間)のリスクを許容できるような堅固な計画を持つ必要があるでしょう。

150百万ドルが失われ、2匹のチワワが相続された

ブルームバーグから得た文書によると、Cottonは妻であるJennifer Robertsonに、ブリティッシュコロンビア州のNova ScotiaやKelownaにあるいくつかの土地や不動産、レクサス、Jeanneau 51のヨット、飛行機と2匹のチワワを残したとのことでした。

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